私は、ジェンダー平等を実現するために家事は夫婦で分担するべきだと思う。家事をしているのは、ほとんどの家で妻なのではないだろうか。私の家でもほとんど母がしている。このままだと妻ばかりに負担がかかる。その負担を夫と分けられれば、妻の負担はかなり減るだろう。それに夫婦だけでなく、家族全員ですれば、妻の負担をさらに減らすことができる。
平日、家事にあてる時間の平均は妻が四時間二十三(二百六十三)分だが、夫は三十七分だ。私の家でも母が家事をしているときが多い。「家事」といっても細かく分けるとたくさんある。どちらがどれだけ家事をしているか分担表をつくり、見ただけでわかるようにすると、夫が家事をする時間が増えるのではないだろうか。インターネットで調べてみると、分担表を見せると家事は「分担できていると思う」と言っていた夫も「やっていると思っていたけれど、図にされたらその通りで悔しかった」と言い、家事をする量が増えたそうだ。妻ばかり家事をしている量が多くなるのはおかしいと思う。そうなってしまうのは、小さい頃から母が家事をしていたり、アニメやドラマで女の人ばかり家事をしていたりしたからもあるだろう。
また「もっと家事をしたい」と言う男性もいるそうだ。できない理由が仕事ならば会社や会社の人から変えていかなければならないが、人を変えることは決して簡単なことではない。しかし、自分を変えることはできる。まず自分が変わり、いろいろなことの大切さに気づき心から感謝できるようになれば、他の人に自分の気持ちが伝わったり自分に影響される人が多くなったりして信頼され、他の人も変わっていくかもしれない。
そして、妻も夫も平等に家事をするのを理想としているそうだ。最初に説明したとおり、妻のほうが家事をする時間が多い。さらに、他のインターネットのサイトでは「六対四以上の割合で妻が多く負担しているとした人が七割強」と「ジェンダー平等」には遠く、育児に対する不満が多い。しかし、前にも書いたように妻対夫が五対五の割合で家事をすることを理想とする人が多い。私は「家事をしたい」と思う気持ちはとても助けになるし大切だと思うが、家事を始めるときに言う言葉も重要だと思う。例えば妻と夫のどちらが家事をするのか決められておらず自然と妻がしていたとして、夫が何か家事をしようと「何か手伝う?」と言うことだ。私は「手伝う?」と言うと妻は「家事は私がすべきことで自分(夫)もすることとは思っていないんだ」と感じるときもあると思う。私は、「手伝う?」よりも「〜するか?」と言ったほうが「妻だけでなく自分も一緒にするよ」と聞こえるのかなと思う。また、家事が一つ一つ書かれた「家事リスト」のようなものをつくることも良いと思う。どのような家事があるか紙に書きわかるようにすると「これが今できるな」と考えることができる。壁に貼っておくと子どもも見て全員ですることができるかもしれない。
この意見に対し、夫は仕事で帰るのが遅くなり家事ができないのではないか、という意見があるかもしれない。しかし、私は最近共働きが多くなってきていて、どちらも忙しいと思う。帰るのが二十一時以降ならば、あまりできないかもしれないが、洗濯や食器洗い、お風呂掃除などできることはあるだろう。遅く帰る日でも何ができるか考え、どちらも無理しないことが大切だ。そして、負担を減らせるような「分担」ができれば、お互いの心を気持ち良い状態に保つことができる。少し子どもに頼ることも家族としてよいと思う。 以上のことから、私は、ジェンダー平等を実現するために家事は夫婦で分担するべきだと思う。