私は、中学に入り、気づいたことがある。「言葉」は、人間にとって大事なものでかけがえのないものであるということだ。そこで言葉のメリットとデメリットについて考えてみた。
私が今通っている中学校は受験して入学するところなので、入学する前から私は「友達ができるかな」と不安だった。そして、入学した時に一人の女の子に勇気を出して声をかけてみた。すると、その女の子も反応してくれて、すぐに仲良く話すことができた。その後も、他の子からも、話しかけられて私は嬉しさとともに、安心でいっぱいになった。日が経つにつれて先輩や他クラスの子と少し話してみるだけで、すぐに仲良くなれ、友達がたくさんできた。
そして、学校にも慣れ友達も増えてきた頃、仲が良かった友達と喧嘩をしてしまった。誤解が生み出した喧嘩で、たくさん言い合いをしてエスカレートし、仲直りできるのかと心配になっていった。お互い先生と話をして、相手の話の内容を聞いてみると、私の言葉や配慮が足りないせいで、相手は誤解してしまい、喧嘩になってしまったのかなと思った。その後、相手ともしっかり話し合いをして、お互い謝って仲直りすることができた。
言葉にはこのように、新しく人とつながれたり、仲直りできたりというメリットがある。しかし、デメリットもあると思う。
デメリットは、言葉はなんでも言えてしまうことだと思う。例えば、思っていないのに腹が立っているから、つい人を悪く言う言葉や傷つける言葉を言ってしまう。そして、一度言ってしまったら、もう取り消すことはできないのだ。つい、とか、いらだっていたからといっても一度悪く言ってしまったらその言われた人も、傷ついたままだ。悪ふざけでからかってるつもりでも、気づかないうちに相手を傷つけてしまうこともある。例えば、相手のコンプレックスを指摘したり、バカにしたりだ。本人はそのコンプレックスを気にしているからこそ、それを馬鹿にされると余計辛くなってしまうと思う。後から気づいて謝ったとしても、その言われた子はずっと辛くて忘れることはできないだろう。
このように言葉は使い方によっては、人と人との関係をくずしてしまうこともあるのだ。ちょっとくらいという出来心でも、そのように人を悪く言う、傷つける言葉は言ってはいけないと思う。
メリットとデメリットについて考えてみたが、言葉を扱うのは難しいなと感じた。でも、これからも生活で人と会話しない日はない。言葉を使っていく上で一番大切なことは、「相手を思う」ことだと考える。知らぬ間に傷つけてしまうこともあるかもしれない。いつでも「相手を思う」ことを忘れずにこれから出会う人を大切にしたいと思う。これから成長とともにいろんな出会いがあり、困難や悩みもでてくるだろう。しかし、今回学んだことや考えたことを活かして、自分自身少しずつ成長していけるといいなと思う。